がっかりしながらギルドに向かい、クエスト終了を報告する。
「はい、では残りの24000Gです。」
「あの〜」
「はい、」
「この当たりに宗教に詳しい方っていらしゃいませんか?」
「宗教ですか?はい、大丈夫ですよ、ここは宗教と共に発展した街ですから。そして、どのような御用件でしょうか?」
「はい、黒の教壇についてなんですが、」
「ひぃ、」
冷静だった受け付けのひとが突然、怯え始めた。
「く、黒の教壇ですか、」
「はい、」
「そ、それは私の口からは答えかねます。ぜひ教会の神父様に聞いて下さい。」
「は、はぁ〜」
私は追い出されるように教会へ向かった。