「ふはは!
私は暗黒界からの遣いだ!
人間界を支配する為に来た!」
人間共には見えてない…見えなくしてるのか?
「そう簡単に自分の事喋ってちゃダメだぜ
おかげさまで俺がやる事分かったぜ!」
その時、後ろから長いマントを引きずってまた男が歩いて来た
「挟み打ちか!
マズイ!」
俺は店の外に出た
「追って来た…
奴等、俺が天使だと分かるのか?」
走っていて分かった
俺の足は少し浮いている
「こいつでか!」
充分男達は引き付けた
「ライトニングギア発動!」
と言っても使い方が分からない
こんな事なら使い方を聞いておけば良かった
「代償だ…」
「は?」
「ギアを発動するには己の体のパーツが必要だ…」
「つまり指一本落として攻撃って事か?」
「どこかが傷つけばそれで発動する…」
天からの声だ…
なんて天使だもんな
当然だ
「幻惑…」
マントの男が呟く。
「うわっと!」
右を斬られたかと思ったが
見事な剣技で左が斬れていた
「これでいいのか?
ライトニングギア!」
何が起こったか分からなかった程の光が俺を包み
男は倒れていた
「やったのか!?」
とは言え左腕は血が流れている…
と思ったら光に包まれて回復した
「なるほど
ライトニングギアが回復してくれるんだな」