神さま! もしこの世に神さまがいるのなら,僕の懺悔を聞いて下さい。
僕は卑しく,愚かで,自分勝手で,卑劣な人間です。
そんな僕の懺悔すべき事を聞いて下さい。
僕は自分勝手です,何故なら,自分の幸せしか考えていませんでした。
好きな物を食べたい。
好きな服を着たい。
好き人と結ばれたい。
…と,考えていました。
食べる物も無くひもじさの中で死んで逝く人の事も考えずに,好き嫌いを言って好きな物を食べていました。
僕は貧しさの中で服も買えず裸で凍え死んで逝く人がいるという事も気付かずに,流行の色は何だと,ブランドはドコがいいだのと言っていました。
世の中には恋愛する余裕もなく日々の暮らしが精一杯で,明日の事さえわからない人々がいる事に気づきませんでした。
愚かな僕を許して下さい。
まだあります。
僕は自分勝手で環境の事を何も考えていませんでした。
地球の自然や環境の事を何も考えずに,自分が楽になればいいというだけで,電気を使います。車や電車にも乗ります。
地球環境の事など何も考えずに,技術の進歩を望んで来ました。
便利さと引き換えに,地球に住む全生物の命をすり減らしている事に気付かずにいました。
自分勝手に僕の住む国を大きくしたいから,僕の住む国を裕福にしたいから戦争をして,沢山の人や生き物を殺して来ました。
ましてや同じ国に住んでる人にでさえ,肌の色の違いや育った環境で差別してきました。
僕はなんて浅はかで愚かな人間だろう。
この国は選挙をして議員を選び,国の政治を変わりにやってもらいます。
それなのに僕は議員を,いや,政治を司る人達を信用していませんでした。
すみませんでした。
議員の人達は私利私欲など考えずに,国民の為に,額に汗して頑張ってるとも知らずに,議員批判をしてきました。
代々議員を世襲していくのも,口利きや天下りするのも国民の為とは気付かずに誤解していました。
貧乏人は国会では要職に着けない,二世議員は優遇されていると誤解していました。
僕はなんて愚かなのでしょう。
僕は自分勝手で,誰も信用出来ない愚か者です。