一日に何人もの男を抱く
男の体をなぞる舌
唇…
私の全てに
男は興奮するの
汚い?
気持ちが悪い?
そんな事思わないわ…
だって…
もっと、もっとキタナイ…気持ちがワルイ豚を私は知ってるカラ…
その豚は私の母親だ…母親らしい事なんて一つもされなかった、でも望まなかった…何も…ただ逃げ出したかった…
この話は暗闇から逃げたくて、16歳で家を出た、私の暗くて誰にも打ち明ける事のなかった…心の闇、不信感、表には絶対に出さない思いを小説でただただ書きなぐった、ぎこちない、思いです。
私は今の歳は二十歳…楽しい時期と周りは言います
その楽しい時期に私のしている仕事は…
…
…
…
…ファッションヘルス……
簡単に言うと風俗
二十歳で初めて勤めた仕事
誰にも打ち明ける事のない…暗闇の世界
キッカケは出会い系サイトでの誘いからだった
お金が…欲しい
素直にそう思った…
私には時間がなかった
お金がなくちゃあの人を助けられなかった
お金の為なら寝る時間が毎日2時間だろうが辛かろうが働いてきた…
体を売る以外はなんでもやった
力仕事
夜の仕事
接客
裏片
16の時からなんだって…
でも体も心も疲れきってた…
あのひと…私の父親はもう永くない…
私は16の時の罪の意識からか母親の作った借金を背負う父の借金を返そうと必死なのだ…
いくら働いても罪は消えない…増えるばかりだ
…あの時私が家を出なければ…
チチオヤトハハオヤハコワレナカッタノニ…
もう遅いわ…時計は動きはじめたの
私の決心と共に…