変なところから始まりますが、どうぞ??
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「あの喫茶店で三品以上注文すると、メイドさんがほっぺにキスしてくれるんだって〜!!」
“ピクッ”
女の子を捕まえていたアニヲタ達が、「メイドさん……?」と呟き、その瞬間手がゆるんだ。
「走って!!!」
晴樹は叫ぶとともに女の子の手をとり走りだした。
「?あッ!」
後ろで声がしたが、気にせず走った。
ハァハァハァハァ………、
「もう、大丈夫だよ、、」
アニヲタ達から離れた所で晴樹は言った。
「あ……ありがとうございました…!!実は私…試験中だったんです」
え……?
「試験?秋葉で……?」
どんな試験なんだろう…?
「はい?場所はどこでもいいんです。魔王様の命令ですから」
はぁ!?俺は頭がイッちゃったコを助けたのか?それともだだのごっこ遊び中のヲタク?と晴樹が思っていると、女の子はクスリと笑った。
「それでは、“また会いましょう”」
へ……?女の子は、いつの間にかいなくなっていた。その後晴樹は、ろくにフィギュアも買わずに家に帰った。
そう、今思えば、あれが“悲劇の始ま”りだったんだ。
☆つづく☆