ソードメーカー13―?

いっと  2008-09-30投稿
閲覧数[536] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「おお、ラト殿、忙しい中申し訳無い。実はロザラムの容疑が固まりつつあるのじゃ」
「本当ですか?」
ラトは怪訝そうな表情で、リグラを見た。
「うむ。実はまだそなたに話していなかったが、今日の昼頃にロイ君の父親とベイスに住むその従姉妹家族が城まで来たのじゃよ」
「何ですって!?…という事は、生存者ゼロという報告は…」
「偽りだった…という事じゃな」
「…おのれ…!」
ラトは怒りの表情で、拳を震わせた。
「結果として、ロイ君を通して語られたロザラムの言葉は真実であるという事が証明された。よって、この調査の責任者である彼を拘束する事が決定した」
「…わかりました。そういう事であれば、今夜にでも、精鋭騎士を連れて、彼を拘束しましょう」
リグラの言葉に、ラトは神妙な面持ちで、拘束する事を引き受けた。
「手荒な真似は極力避けてほしい。こちらには奴が復讐を遂げた時でも、命を助けた幼なじみの姉妹がおる。彼女らが王宮に居る事を説明し、大人しくついてくるように促して頂きたい」「なるほど…わかりました。そのように致しましょう」
ラトはそれを聞いて、大きく頷いた。
「それともう一つ、実は調べて頂きたい事があるのですよ」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 いっと 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ