私は昭和の時代に産まれた。三才のある日、私は突然真っ暗な部屋に1人いた。
パパの職業…ヤクザ。
ママはあっちこっちに
女を作って帰って来ない
パパに愛想を尽かして
そう、まだ3つの私を
一人、ヌケガラの家に
置いていった。
私はまだ三才…
何が起こったのかわかるはずもない。
ママは私を捨てて家を出て行った。パパはそんなの
お構い無しで
私をパパのお兄さんの家に預けた…。
まだ三才の私…
その日から私の心は凍りついてしまった。
お兄さんには、3人の娘が居て、私と年も変わらない。
だけど、だけど、
みんなが
食べてるハンバーグ
みんなが
食べてるオムライス
食べたかった…。
アタシは同じ食卓で
納豆と梅干しと漬物…
まだ3つの私が…
文句を言ったらこの家を
追い出されてしまう…
まだ3つの私は思ってた。