そんな時、一人の女性とよく絡むようになった。
「ねぇ、あなた彼女いないの?」とか
「私、あなたのことタイプなの?」とか
「私のことどう思ってる?」とか
とにかく積極的な女性でした?
何日かそういう会話を楽しんでいた時…
…ついに…あの言葉が……
「私のこと、バーチャル彼女にしてくれない?」
ん(・・?)バーチャル彼女?
なんだそれ?
バーチャル彼女(・・?)
はじめて聞く言葉だった。
意味もわからないまま俺は「いいよ」と返信??
彼女は嬉しかったらしく何度も「いいの?本当に私でいいの?」と聞いてきた。
俺はその?の度に「いいよ」と返信した。
が、そこから…の、本当の恐ろしいが音を立ててせまってきた。
《バーチャル彼女》の存在も知らないまま、相変わらず誰とでも絡んでた。