「だって、私のせいで大和君に迷惑かけてるのに、私は何にもしてあげられないんだよ?」
自分の弱さを言ってくる。彼女自身、これまで何回も私に迷惑を掛けているのに、いつも傍にいてくれるのはなぜ?と感じた私は、
「桜じゃないと駄目なんだよ。桜がいつも笑ってくれるから、俺はお前の隣にいられるんだよ」
自分の素直な意見に、
「や、大和君。こんな私でいいの?いつも大和君に迷惑かけてる、こんな私で」震えながら話す彼女を、優しく抱きしめて、
「迷惑だなんて、俺は思ってないよ」
言いながらも、優しくすると、
「大和君大好き」
何度も何度も言っていた。