予想していなかったカトケンからのメッセージにビックリした僕は自然と目から涙が…
僕は一目をはばからず泣いた…
このテープはオーストラリアに留学中に落ち込んでる時や苦しい時にかなり助けてくれた
カトケン、そしてメッセージをくれたみんなありがとう。
飛行機の中、僕はこのテープを当時使っていたウォークマンで何回も聞いた。
そして何回も泣いた。
日本からオーストラリアまでは約10時間かかる。
初めての海外で不安もいっぱいだった。
よく考えたらろくに英語も喋れないのによく行ったと思う。
今の自分ならまず無理だったと思う
そして約10時間後…
オーストラリアにあるブリスベン空港に着いた
空港で僕を待っていたのは留学中ホームステイ先のホストファザーだった
彼の名前はShane
小柄の男だった
年齢は20代後半で結婚していた。
彼は僕を見つけるとゼスチャーで「来い」みたいな事をしたのでとりあえずついて行った。
車の中で彼は僕に何か話かけていたが、正直何言ってるのか分からなかったのでとりあえず愛想笑いしてその場を過ごした。
飛行機の中で全く寝れなかった僕はかなり睡魔に襲われたが、会った初日にいきなり車で寝るなんてそんな失礼にも程があると思い必死に睡魔と戦った!
車に揺られながら約20分後家に着いた
荷物を取り僕が生活する部屋まで案内してくれた
小さい部屋だったが特に問題なかった
部屋で荷物整理してると突然綺麗な女性が部屋に入って来た
Shaneの奥さんだ
かなりの美人
彼女はの名前はMellissaで実は元モデル
「Shane…やるなぁ…」
彼女はゼスチャーで僕に「お腹空いてる」みたい事を聞いて来たので、とりあえず「YES」と答え2階へ行った
僕の住むスペースは1階で彼らは2階だった
2階へ上がると机に朝ご飯が用意されておりとりあえず食べた
ご飯を食べ終わり、ふと周りを見渡すと馬の写真や新聞の切れ端などがたくさんあり
「競馬好きやねんなぁ〜」
と思ったがその写真をよく見ると誰かに似ている
「もしかして…」
マジマジ写真を見ている僕に彼女が
「この写真の馬に乗ってる騎手はShaneよ」
みたいな事を教えてくれた
なんとShaneは騎手だったのだ