委員長〜愛華島の神話〜

雷電χ  2008-10-03投稿
閲覧数[417] 良い投票[0] 悪い投票[0]

その時…………
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった。
「まぁ考えておくよ、取り合えず席着いて……」
委員長はさっきのスマイルのまま委員長らしいことを告げてうつむいた。
俺は素直に席についた。
「風太〜どうだった?」
「あ?嗚呼……なんか考えておくだって」
「それって少しは気があるってことかな?」
月架は俺にそういって首を傾げ考え込んだ。

朝のHRを終える……かったるい授業を終え、昼休みである。
「風くんちょといいかな?」
弁当の用意していると、委員長が話しかけてきた。
「嗚呼……いい……けど」
「あ、お弁当持って来て、食べるから」
「あ、うん」
そういって俺と委員長は、教室を後にした。
しばらくして屋上に連れて来られた。
「風くん朝の返事だけど……付き合ってもいいかなっておもってる」
委員長は照れた口調で返事をくれた。
「え?いま……なんて?」
俺は耳を疑った。
「いや、だから……朝の返事OKかなって」
こまったな〜俺は、本気じゃないし……振られると思ってたのに……
「嗚呼……そうか、じゃあ付き合っていいんだよな?」
「…うん」
まぁいいか、あとから好きになっていけば……。
「食べよ」
委員長はまたいつものスマイルに戻ってそういってきた。
俺は、腹が減っていたので承諾した。
そのまま無言で昼食を済ました。委員長はまだ食べている。
俺は、先に行くと伝えてから屋上を後にした。
ーーー教室ーーー


「風太、どうだった?」
「あ?嗚呼……OKだそうだ」
「まじかよ!お前やるな……」
月架はキョトンとしたあとにガックリと肩を落として恨めしげな目で俺を見てきた。
「まぁお前も頑張れよ」
俺は、そういい残し席についた。
また怠い授業を終え放課後……
皆ぞろぞろと教室をでていく。
教室に残ったのは俺と委員長だけ………

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 雷電χ 」さんの小説

もっと見る

学園物の新着小説

もっと見る

[PR]
〇beauty hand〇
海外セレブに人気


▲ページトップ