｢なんで迎えにきたの？｣夏美に問い掛けると｢辰巳くんに頼まれたのよ。連れてきてって。｣と少し怒ったように答えた。あたしは黙ったまま夏美についていくと辰巳が待っていた。｢おはよ。辰巳くん。連れてきてあげたわよ。でもちゃんと約束は守ってね♪｣っと笑顔で去っていった。約束？と思いながらも辰巳に近寄りなにかを期待してしまう自分に気付き下をむいたまま｢なんですか？｣と声を出した。｢今日から1週間前勇気を出して優菜にキスをした。だから返事聞こうと思って土曜に約束した。でも待ちきれなくて夏美に頼んで連れてきてもらった。優菜の気持ち教えて。｣そんな急に言われてもという気持ちと好きって言いたいという気持ちでごちゃこちゃになりあたしは泣いてしまった。辰巳は優しく抱き締め｢キスしよっか｣と言ってきた。あたしは頷いて少し顔を上げた。｢可愛い。｣と言い唇を重ねた。辰巳と2度目のキスをした。あたしは確実に辰巳の虜になってしまった。最初のキスか1週間あたしは辰巳の彼女になった。幸せすぎた。彼女になってから毎日毎日一緒にいた。その中には夏美もたまにいた。でもそんなｺﾄは気にしなかった。あたしの友達だからだろうと軽く考えていた。
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