『即死って…だって、私、一緒に…』━━…リカは嘘なんてつかない…。でも、信じることなんてできる訳ないでしょ。
隼人のお葬式が終わって。初七日が終わって…。時間が止まることはなかった…止まってるのは私だけで、進めないんじゃなくて、進みたくなかった。
『リカ…隼人ね、待ってろ!って、また連れてってやるから待ってろって…言ったの。』『…うん』『だから…だから。』『いいょ。泣いても。あんた隼人が死んでから泣いてないんでしょ?』『…違うの…なんか泣けなくて。たぶん冷たい人間なの…』『…違うでしょ?隼人が死んだって認めたくないだけなんじゃない?…隼人はもう、いないの。死んだのよ。』『違う!隼人は生きてる。だって一緒に遊園地行ったもん!一緒に観覧車だって乗った。…キスだって、したの!隼人は生きてる。ちゃんと愛してくれてる!だから…生きてる…。生きてるの………』━━リカに優しく手を握られて、温かくて、知らないうちに泣いてた。
『…なんで隼人なの?私、隼人がいなきゃ生きてけないよ。会いたい…隼人に会いたいよ…。隼…人…』
泪は枯れない…。ずっと溜めてきた泪は、何度も何度も頬を伝って流れてく。