ずっと逢いたかった

春乃 恵  2008-10-04投稿
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第1章…呆れた夫

もういや…
結婚して8年、恵は夫則夫との生活に限界に達していた。
婚約してすぐに恵には内緒で仕事を辞めた則夫
一旦は、別れようとしたが、新たに職につき真面目に働くからと約束をした則夫を信じて結婚したがその後も則夫の仕事は長続きしなかった。
アルバイトみたいな仕事を転々とし、その仕事も全て母親や妹達が見つけてきたものばかりだった…結婚当時は、舅姑も健在で同居だったからさほど生活には困らなかった。
しかし、結婚して1年後に子供が生まれ、その4年後に舅が亡くなってからが大変だった。
舅の分の収入が無くなり、則夫のアルバイトだけでは生活が成り立たない、恵はまだ幼い瑠奈を姑に預け働きに出た
妊娠してから、仕事を辞めてた恵だった
面接に行っても、子供が小さいと何かあっていきなり休まれると困るから…と言う理由でなかなか良い仕事は見つからなかった。
時給も良くないが、パートで何とか仕事を見つけた恵が働き出してしばらくすると則夫はバイトを辞めてしまった…
正確に言うとクビになってしまったのだ…
そうなると、いつもの事だが則夫の妹である小姑二人から恵に電話がかかってくる…
兄ちゃんを責めないでやって、早く仕事見つけてって言わないでね…可哀想だからさ…と
可哀想なのは、妻である私だ。
家計を少しでも軽くしょうとして働きに出たのに。これでは意味がない。
ある夏の暑い日、いつものように仕事に行こうとしたら則夫はクーラーをかけて高鼾をかいていた。恵の怒りは頂点に達した、そしてこんな夫とは別れて別の人生を歩みたいと思い、サイトの掲示板に書き込みした。
最近、嫌な事ばかりでイライラしている主婦に何か良い発散方法を教えて下さい…と。
回答は、すぐに満タンに入った…ほとんどが、俺と遊ぼう!みたいなのだったが、中に1件だけ地元にある大きな自然公園に旦那と子供と出かけて思いっきり遊んで来なよ!って入っていた。
恵は、旦那に不満で書き込みしたのに何て奴だと思い、その書き込みした男性のプロフィールを見た年齢は、同じで隣街に住んでる人だった。
恵は、その男性だけにサイト内で返事を送った。



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