長女へ〜1〜

BH  2008-10-05投稿
閲覧数[489] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ごめんね。
ママはあなたにいっばい謝りたいことがあります。
中3になったあなたに。
そして、もどれるなら、小さかったあの頃のあなたに。
もしあの頃にもどれるなら、今すぐにでも戻って、小さなあなたをぎゅって抱きしめてあげたい。

まだ人間としても、母としても未熟だった。
ごめんね。

やっとあなたの気持ちに寄り添えるようになりました。
今まで我慢してくれてありがとう。
ママが成長するまで待っていてくれてありがとう。
『子育てって大変』なんてえらそうな事言ってたけど、ママの方が育ててもらっちゃった。

こんなママを恨みもせず、いつもママを求め、
それなのに、うっとうしいと跳ね返され、
それでも追いかけ、
満たされない心を胸に抱いたまま我慢して、
文句も言えず、不良にすらなれず、
叱られても、なじられても、学校で嫌なことがあっても、
いつも変わらず穏やかに、笑顔で毎朝『行ってきます!』って、出かけていったあなた。
ごめんね。
辛かったね。

そんなあなたがついに赤信号を出した。
小5の時…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 BH 」さんの小説

もっと見る

エッセイの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ