よく調べるもので、おばあちゃんの死因は病室のベッドから落ちた時のケガが原因で、病院側から手術が必要だと言われた。文代おばさんは、「そんな頭をかち割るなんて出きしまへん!」そういって承諾しなかったのでおばあちゃんは、亡くなってしまった。
手術をすれば助かったかもしれない。おばはおばあちゃんが厄介で仕方なかったのだろう。
それが十数年経って、おばが訴訟を起こしたことにより明るみに出てきたのだ。その後もおばはおじいちゃん、おばあちゃんが住んでいた借家を売ったお金で私の実家を建てたからあの家はおばの子供達の物だと嘘を申し出たが、借家には大家がおり、両親とは関係ないので数ヶ月後、おばは服役する事になるのだ。
これでやっと終わるかと思っていた矢先、次なる刺客が送られる。
父の弟の岩雄おじさんだった。私は不思議だった。なぜ調べたら分かることなのに、おばの嘘を真に受けるのか?それは岩雄おじさんは姉の洋子おばさんの面倒をみており、小柄で品がある感じの文代おばさんを好意を寄せていたのかもしれない。以前、こんなことがあった。わたしが小学生の頃、父が入院していた時に文代おばさんが来て寝ている父に「まだ熱がさがらへんの?」と、父のおでこを舌で舐めたのだ。それに、おじいちゃんにお風呂で、体の洗ってもらっていた。何かが変だ!介護がいるわけでもないのに。
岩雄おじさんは工場長をしており、金もあって勢いもある。
今度は母がもらっている年金を狙って訴訟を起こしてきのだ。
つづく