『君は選ばれた。』
神に選ばれし我が同士よ
『どこから入ってきたの?もしかして泥棒?!』
共に一つになろう
『君のお母さんは残念だったよ。』
共に手を繋ぎ、輪になろう
『なに?どういうこと?あんたが、母さんを??』
みんな同じ
みんな一緒
『僕じゃない。神がそう仕向けなさったのだ。』
聖なる音色がこだまする
『わけわかんねえ!母さんをもとに戻せ!!!』
みんなの耳にこだまする
『君のお母さんだけじゃない。ほら、外を見て。』
神がくれた聖なる音色
『・・・・・・・・・・・・・・・!!!!』
選ばれし我が同士よ
選ばれなかった無念の魂よ
『君は選ばれたんだ。』
みんな集い輪になろう
『そんな・・・・なんだよこれ・・・・・・!!』
紅い景色に立つ選ばれし者皆神に感謝せよ
涙を流し神に尽くせ
『ああ、君は選ばれし者・・・・!涙を流し神に尽くそうとしている・・・!』
みんな輪になろう
『ああああああああ!!』
――――――
「うああっ!!」
ウィルは流れる汗を散らして飛び起きた。高鳴る心臓が収まらない。
「はあ、はあ、・・・・・・夢・・・・はあ・・」