(あの一瞬に合う言葉は今も見つからないけど…)
初めて知るもう一つのあなたを
その舞台で
光るあなたを
あの感動を
今も忘れられない
同じ舞台に私も一度だけ立てたけれど、
あなたのそれとは、全然違った
それでも同じ舞台で、感じられたのは…
私が感じられたのは、今を生きているという確かな実感
張り詰めた空気感と、演じるすべての人の緊張感が
私をも高めてくれていたはずなのに
あなたの舞台は、確かに輝いていたのに
ふと、甘過ぎる自分に気付く
何もできない自分に気付く
他人の光で輝こうとしていた自分に気付く
好きが体中からあふれていて、あなたはかっこよかった
ただそれだけのこと
そんなに何かを好きになったことがない私にはわからなかったし、表現できない気持ちだった
夢中になれる何かを
自分の舞台を見つけられたら素敵だろうと
その瞬間感じた気がして