俺は都会に敗れた…
それまで順調とはいかないが
普通に彼女もいたし仕事も普通にしていた
都会の目まぐるしく回る時間に耐えかね存在意義を見失ってから体調を崩して逃げ帰るように故郷にもどった
田舎に帰って特に仕事もなく
バイトを掛け持ちしながら
ゆっくり流れる時間がすきだった
俺は今までに自分から告白したことがない。
容姿に自信は勿論ない
気が小さいから玉砕してまで恋愛をしたいと思わなかったのが本当の理由なんだと思う。
好きな人が出来たら俺からは告白せず相手に好きになって貰ってから告白されていた。
結局は途中そう言う方向に持っていくようには努力してるんだけど…
好きです 付き合って下さい
この言葉が言えない…
そんなおれだったけど
バイト先でふと恋愛話をしていた優という女性に少しずつ惹かれていった
彼女は家庭がある女性だった。どうして好きになっていってるのか相手には旦那も子供もいるのに…
どうやっても報われるはずがないのにって。
恋心って言うのは思った以上に複雑で頭では分かっていても
好きになっていくんだなって…
一応つづきます