いつも私は誰とも違う風景を見ていた
何もないのに、何かを見つけては
何もないのに、何かを付け足しては
自分だけの色で描いた
私の見る世界は
必ずしも真直ぐでも、斜めでもなく、表でも裏でもなく
時に正反対だったり
時に同じだったり
それでも、確かなことは
それが好きだと言うこと
私にとって確かなことは
ただ好きだと言うこと
つまらないとしても
たいくつで飽きてしまっても
そこにいるのは
ただ好きだという
事実だけ
それが描くすべて