何の為に
働くのか
生きるのか
考えないようにしていた
どうやって息をするかなんてのを考えないのと同じように。
考えたら、苦しくなりそうな気がしたから
毎日が、自分として過ぎて行くのをただ遠目で見ながら
誰かが隣りを追い越して
笑顔のキミも過ぎていって
そんなのをただ見ていた
あの頃の僕は
簡単なことを難しく考えていた
単純な事実さえ
受け止められず
別の何かを思っていた
何をしたいか
何ができるか
そんなことばかり
笑顔もなく
キミも
もういなくて
それなのに僕は