翌日目が覚めた僕は自分が今オーストラリアにいるという事を忘れており
「ここどこや……あっそや…オーストラリアに留学したんやった…」
朝からちょっとテンション下がった僕は少ししょんぼりしながらご飯を食べた
この日もShaneはレースがあって僕も一緒に行く事になった
今回はShaneと僕二人で行った
競馬場につくと彼は僕に10ドルを渡してジョッキーズルームへと消えて行った
一人ぼっちになった僕はどうするかわからずとりあえずゴール前で連絡を見た
今回訪れた競馬場はSunshainCoast競馬場
この競馬場は彼にとって思い入れのあるところらしく、昔この競馬場で大きなレースに勝った事があったらしい
ちなみにこの日も彼は1着になる事はなかった
しかしレースを見ていてやっぱりカッコイイと思った
翌日僕はこれから通学する学校に行った
家から学校までは電車を乗り継いで約40分ぐらいかかる
はっきり言って遠い
行く時は彼と一緒に行き通学方法を教えてもらった
学校には40人ぐらい日本人がいて2日ぶりに話す日本語に軽く感動した
僕のホームステイ先の人が騎手という事をみんなに話すとかなりビックリしていた
自分の性格上人見知りはあまりしない方で、みんなとはすぐ仲良くなることができた
入学式、オリエンテーション、学校説明が終わりこの日は終了
それぞれの家に帰って行った
だいたいの人は学校の近くに住んでいて自転車や徒歩で通学している人もいた
そして途中まで同じ電車の人がいたので一緒に帰る事に
二人とも家が同じ方向で乗り換えの駅も一緒だった
二人で乗り換えの駅で待っていたが電車が来ない
やっと来たと思い乗ると全然違う方向に行く…
直ぐさま次の駅で降りさっきの駅へ戻った
二人の頭の中は「?」マークだった
とりあえず駅員に聞いたが英語が理解出来ずなんとか次来る電車に乗ったら行ける事がわかりその電車に飛び乗った
「やっとや〜」
僕は胸を撫で下ろした
実はこの時点で2時間ぐらいかかっていた
そしてやっと目的の駅に着いた
駅に着いた僕は、はっとした
「そういえば駅から家までの道わからん…どうしよう」
ドキドキしながら駅を出た