【eternity】
今日はまだ一回も不二先輩にも国分先輩にも会っていない。
『ぁぃ仔...ァタシ今日部活行きたくない。』
「なんで!?」
今日は学校に来たくなかったのに、体が頑丈すぎて風邪なんか引かなかった。
あんな雨の中何分間も濡れたのに。
あの後どんな風に家まで帰ってきたかなんて、正直覚えてない。
意識なんてどっかに行ってた。
生きてる意味なんてあるのかな?って落ち込んでた。
それぐらい本気だった。
「ハチ何かあったの?」
『...』
「ハチ...」
『ァタシ授業サボるわ。』
ァタシは授業なんか受ける気がしなくて、二時間目から授業をサボることにした。
もちろん行くのは屋上。
『曇りか...』
昨日あんなに雨が降ったせいか今日の天気は曇り。
まるでァタシの心みたい。今にも涙が出てきそう。でも泣けない。身体中の水分は昨日あんなに流してしまった。
「ハチ?」
屋上の真ん中で空を見上げているとァタシを呼ぶ声がした。
振り返らなければよかった
『国分先輩!?』