こんなに新しい生活に絶望した事は後にも先にもないでしょう。
吉井光は中学生。
これからの明るい未来に心から喜んでいた。
ピアノとバレーより好きな陸上を選ぶ。文武両道。恋に友情に輝きたかった。
頑張る者は救われると思っていた。
がどんなに心綺麗にしていても、毎日が生き地獄だった。
まず部活では先輩のえこひいきが始まりハブられた。こてんぱんに1人。部室の周りで皆は着替え、光は100メール離れた体育館の裏でこそりと着替えた。
毎日部活で1人ぼっちだった。心が破裂しそう。ストレスからかみるみる太り、悲しい外見に。
家庭は父が酒乱で大暴れ。兄弟は怯えて母は倒れた。
光は何度も人格否定に遇う。
それでも彼女は心を純粋にただただ今を懸命に生きた。
生徒会が唯一の癒しの場。
2年生から上野くんに恋をした。
けれど私が少し話をする隣りのクラスの智ちゃんに取られてしまった。
あっけなく散ってった。
3年生になるとクラスでのいじめが目立つ。
順番にいじめられた。
光は半年程総スカンをくらう。休憩が苦しかった。
1人が寂しくて仕方なかった。学校休みたかった。けど逃げ場が無かった。
高校でなら輝く場があるかもしれない。
光は出席日数を稼ぐ為