(あたしは何にも間違ったことはしちゃあいない!)この理不尽な自分のまんまで変に病院のご都合主義にあわすことは出来ない…足早に目的地に着きドアをノックした
「ハーイ‥どうぞ!」
バイク仲間らしき男女が部屋で談笑していたが、そんなこと構わずにズカズカ入ってた。「この中のどなたかがアタシを変態扱いした投書をしたみたいなんだけど、あたしは必要性なく患者さんの体を触ったりしませんよ‥それと文句が有るのでしたら回りくどいの止してあたしに直接いってください。」この間の《彼女らしき》ひとが待ってましたとばかりに
「私たちの誰が犯人なわけ?該当者他に調べてみたわけ?人権侵害だわ!」と尚にもたれかかって凄い燃えるような瞳で食ってかかってきた。「匿名で、セクハラと叫ぶようなら、彼氏の前であたしに虐められたのとナイテミセタラ?その方がまだケンカのしようもあるさ…ここにきたのはアタシの長年看護婦やってきた直感力やわ…他のクランケとはトラブルないしね」
尚は穏やかにこちらを向いていた。
「ボクが変わりに謝ります。」「ハァ?アナタは何様のつもりです?自分が悪いから謝るんでしょうが。悪いことしてないのに庇うために謝るなんて怒ってる相手に失礼やわ!」