うるさい

はこもの  2006-06-12投稿
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誰かが僕の事を呼んでいた。いや、ただ騒いでいるだけかもしれなかったが、僕にはそう感じられた。

いったい誰なんだ。静かにしてくれよ。そもそもなんの用事なんだ。

僕はそう叫びたかったけど声がでなかった。

おい、どうしちまったんだ。なんで声がだせないんだ。

なにもかもがさっぱりわからなかった。


いつまで経っても静かにならないし、僕の声は僕の元に帰ってこなかった。

「静かにしてくれ!」やっとの思いで叫び、横を見ると、目覚まし時計が鳴っていた。僕はため息をついてカーテンを開けると、無遠慮に太陽の光が入ってきた。

今日も1日が始まった。

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