ノイズ‐NOISE‐第三章?

紀夜  2008-10-12投稿
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「でも姉ちゃん14なんだから料理できるようになんないと・・・」
「でも母さんがいたらもっとうまくできてたもん!」怒鳴り声と共に涙がボロボロとあふれる。
「なんで死んじゃったんだろ。母さん父さん・・・・・・」
「警察のせいよ!不審者を逃がすなんて・・・!バカよ!大バカよ!!」
マリアのボルテージはどんどんあがり、涙は滝のように流れた。ケヴィンも唇をかみしめ、我慢しようとしたがやっぱり涙は流れるのだった。

コンコン

こんな時間にだれだろう。二人は涙や鼻水で汚れた顔を拭いて玄関へ向かった。
「どなたですか?」
マリアは少しだけドアを開けた。
「すみません、一晩、泊めていただけませんか?」
そこに立っていたのは、若い女性だった。見た目から、18〜20歳くらいと推測できるだろうか。スラッとしたきれいな人だった。「で、でも・・・・」
二人は怖かった。不審者だったらどしよう。しかも知らない人なんて、怪しすぎる。
(母さんや父さんだったらどうしただろう。)
「お願い、お腹が減って死にそう・・・・」
バタンッ
見知らぬ女性は、その場に倒れこんでしまった。
 これはもう、中に入れるしかなさそうだ。

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