ジャスミン??

 2008-10-12投稿
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もし運命なんてことがあるならこんなに複雑にしなくてもいいのに…そう思った

待ち合わせ四時より前にもう要くんはきていた。
「ごめん、待った?」
「いや、さっきだよ」
うそ。先に頼んだコーヒーはもう半分ぐらいになっている。

「話って何?」
いつもと違う要くんに私は大事な話だと思った。
「こないだ…遥に会ったって聞いたから」
どうして要くんが…
「圭吾から聞いたの?」
「あぁ…」
やっぱり圭吾も遥さんを知っていたんだ。
「遥さんとはどういう関係なの?」
「俺の大切な人」
驚きを隠せなかった。

二人にしばらく沈黙が続いた。
沈黙を破ったのは要くんの方だった。

「遥は彼女じゃない」
「えっ…」
「俺が好きなだけ…」
「理沙と遥さんのことは知ってるんですか?」
「こないだ…聞いた」
運命なんてことがあるならこんなことってあるのだろうか…
「理沙のことはどう思ってるんですか?」
「理沙ちゃんのことはいい子だと思う。一度は気持ちに答えたいとも思った。だから…」
「だからなんですか?」
また要くんは黙った。

すると圭吾がやってきた。
「圭吾?なんで?」
「俺が話した方がわかりやすいと思って」
私はその意味がよくわからなかった。

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