腰痛い…本当痛い…どうしよ…。
こういうときは腰を固定しないと…
なんかねーかなー固定するもん…
…ゴソゴソ……あった！
親のコルセット！！
しばらくこれつけっか。
おっ、すげー。カッチカチやで。
すげーよコレ！無敵になった気分！パンチが効かねー！
いまなら、かめはめ波を打てそうな気がするぜ
…ハァー……フッ！！
ブッブブッッ
屁がでた。
アレッ、しかもこれは中身も行ったかもしれない。
今すぐトイレに行かなければ…
しかし、このコルセットは邪魔だな。取るか。
痛って！！コルセット取ったら、やっぱめちゃ痛い！！
でもがまんだ。トイレはもうそこだ。サンクスぐらいすぐそこだ。
フゥーやっとついた。
このパンツどうしよう？
さすがに、このまま洗濯機はまずいよな。トイレットペーパーで最低限ふくか。
二分後。
なかなかてごわいなー。そう思っていると…
ガチャッ……バタン、
「ただいまー」
「おじゃましまーす」
妹だ。しかも友達連れだ。かなりピンチだ。ゆびがペットボトルの口から抜けなくなった時よりピンチだ。
ズボンは俺の部屋に置いてきてるので、このままトイレをでれば汚物まみれのパンツを履いた変態である。
どうしよう…
泣きそうだ。てか泣いていい？
仕方ない。トイレでやり過ごすしかない。
頼む…早く帰ってくれ…千円あげるから
「なんだよそれー」
「マジおかしいよね。…てかさ、さっきからトイレしたいんだけど？」
「あー、そこの左にあるから」
嘘だろ、どうすんだ！
考えろ。こういう時こそ冷静にだ。そっ、そういえば冷蔵庫にショートケーキが…
ガチャガチャッ
「ねぇ、鍵掛かってるよ」
「オーイ兄貴、入ってんの？」
助けて下さい！！誰か僕を助けて下さい！！
五分後
ドンドンッ
「おいっ、開けろクソ兄貴っ。なげーんだよ。バカ」
ふぅ、ようやく落ち着いてきた。
！！
そうだ！コルセットがあるじゃねーか！これをパンツ代わりに…
「オイッ、出てこい！本気でキレるぞ！この…」
ガチャッ……バン！！
「どうもコルセット中学生です。」
それから俺は、コルセット中学生というあだ名になった。
ふざけんじゃねぇーー！！
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