僕と彼女の92日 2

ホランドひろし  2008-10-13投稿
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「あっ、書けました。」


まぁ、どこの店に行っても書かされるシートだ、個人情報云々の下りはまぁ、気にせずに普通に書いた。


「本日は、どちらのコースに致しますか?」


可愛いい店員…雰囲気的に店長?が営業スマイルで笑いかけてくる。



「おすすめは何ですか?」

僕は以前美容師をしていただけあってマッサージにはちょっと五月蝿いがここは隠しておこう。


「男性ですと…ヘッドスパが人気ですよ」


またしても可愛いい営業スマイルを向けてくる。


「じゃあ、それで…」

以外に何て答えればいいか分からないまま、本日のコースはヘッドスパに決まっていた。


「では、こちらで着替えて下さい、終わりましたら、お声の方掛けて頂いてもよろしいですか?」


三度目も変わらない営業スマイルで言ってきたなぁ、と思いながら、僕は言われた通り服を着替えていた。



ここからは担当者が変わった事もあってあんまり覚えていない


覚えてるのはヘッドスパが下手だった事、そしてこの日はもう彼女とは話さなかった事位だ。




一週間後、僕はまたそのマッサージ屋に向かってていた。


また可愛いい営業スマイルを見たいなぁ、そんなナンパな意識は全く無く…


無く、ただ仕事で肩がパンパンになっていたので、癒し、そう癒しを求めに行ったんです。





この時、仕事のトラブルで泊まりの日が無かったら?

友人から遊びに誘われていたら?


もしが無いのが人生、でも一つだけ



「もし」を許して貰えるんだとしたら



彼女とあの日会わない事と


彼女に対してあの日、本当の気持ちをぶつける事


どっちを選ぶんでしょうか?



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