やる気がなくなったとき、どうしても睡魔に勝てなくなったとき、私はとりあえず目を閉じて横になる。
「100まで数えたら起きよう」と心の中で数を数えたり、「10分たったら起きよう」とアラームをセットしたりする。
そんなとき、よく夢を見る。現実だと勘違いするような。
よくあるパターンは、夢の中でも私は現実世界と同じ場所で同じように寝ていて、誰かに起こされる。あるいは物音で目が覚める。
私は目を開けて体を起こそうとするが、体に力が入らない。目もしっかり開かない。「なんでだろう」と考えるが、夢だとは気付かない。
そうしているうちに現実世界で目が覚め、ようやく夢だったと気付く。
何かに似ている…
金縛りだ。
私にはそんな恐怖体験をしたことはないが、もしや、金縛りの正体は自らが造り出す夢なのだろうか。
と、最近、寝起きの頭でぼやーっと思い付いた。何の根拠もない勝手な思い付きである。
夢って面白いなぁ。