ここは小さな村、「ニルワード」
この日、新しい命が誕生した。
「名前は何にしよーか?」
「楽園のように楽しくて幸せな人になってほしいからエデンにしましょ。」
「よしっ。今日からお前の名前はエデンだ。」
両親はエデンのことを大切に育てた。
しかしある晩・・・
「エデンのことはまかした。村を救わなければならない。」
村が突然の魔物の奇襲にあったのだ。
「エデンのためにも必ず戻ってきて。」
母は涙ぐみながら言葉を発した。
父はコクリとうなずき家を出て行った。
父は帰ってはこなかった・・・
母は父の死を受けとめ息子エデンを必死で育てたが疲れ果ててしまい死んでしまった。
エデンは18歳という立派な青年まで成長した。
ここからエデンの物語が少しずつと進み始めた。
エデンが村を散歩していると占いババァの「チェニス」が話しかけてきた。
「エデンよ。お前に話しておかなければいけないことがある。」
チェニスが話しを始めた。
話しによると昔々、この地には魔王と神が存在しており、凄まじい闘いが何百年と続いたという。
結果は神は自らの命を犠牲に魔王を封じこめたのだった。
しかし、チェニスによる占いにより近い将来、魔王が復活をするときがくるのだという。
その封印ができて生きている人間はエデンただ1人なのだという。
エデンは驚きのあまり言葉が出なかった。
しかし驚きはすぐに消え、父がどこにいるのか探せるチャンスだと思った。
エデンは荷物を準備し村を出ようとしたときに何者かの声がエデンの動きを止めた。
つづく。