そして卒業に向けて個々にメッセージを書くノートが配られた
僕は彼女へのメッセージしか考えてなかった
そして彼女のノートが回ってきた
僕は色々な事を書いた
喋らなくなった謝罪と彼女との思い出など
僕は無我夢中で書いた
だけど僕は彼女への想いは書けなかった
実はノートが配られた3日前に彼女が好きな人がいるのか聞いてきた
彼女への想いを言えなくて「小学校の修学旅行の時に言った人」と伝えた
彼女は「一途やなぁ」と言った
本当は彼女が好きなのに
僕は「そうやろ?」と言った
関係が崩れるのを怖れた自分がいた
本当は彼女が大好きなのに…
そして卒業式をむかえた
卒業式が始まるまでみんなで写真のとりあいをしていた
彼女が急に僕を呼んだ
僕はドキドキしながら彼女の所へ行った
すると隣に僕が嘘で好きと彼女にいた女子がいた
彼女は「さぁ二人並んで立って」と言って僕達の2ショット写真をとってくれた
彼女の気遣いがすごく痛かった
そのせいで僕はあまり笑えてなかった
そしてとり終えた後彼女は
「じゃあ次はうちらでとろか」
と言って僕の隣に立った
そして彼女との2ショット写真をとった
僕は最高に嬉しかった
正直泣きそうだった
そして卒業式本番をむかえた
彼女は小学生の時よりも泣いていた
僕は精一杯彼女を慰めた
すると彼女は「持つべきものは友達やな」と言った
薄々きずいていたけどやはり僕はただの友達でしかなかった