それはそうと今日はせっかく早く仕事を切り上げてエレガントに寄ってる。仕事の事は忘れて智明の顔を一目みたい…そしてまた、明日頑張れる力が欲しい…そう思っていたこの時だった。
しばらくすると智明はメニューをもってきた。
『どうする？夏子さん。いつもはコーヒーとケーキ頼んでるけど晩ご飯何か食べてくる？』
『買い物の途中なの。今日は久々に仕事が早く終わったから母と食べるわ。』
『そうだね。おばあちゃんひとりじゃあ寂しいだろうしたまには早く帰って一緒にいてあげなよ。』
いつもと変わりない優しさだがやはり心がときめくものがあった。
『そうね』
笑顔で夏子はいった。
『今日もいつもと同じRELAXセットでいい？』
『じゃあお願いするわ』
注文をしてしばらくしたら智明がRELAXセットコーヒーとケーキのモンブランがを運んできた。
『はい…お疲れさまでした夏子さん』
注文したものをおき智明は言った。
『今、夏子さんしかお客さんいない僕の話きいてくれませんか？夏子さんしか話せる人いないんです。』
夏子はドキッとした。物凄く心臓がバクバクと音をたてていた。
痛々しい程に。
『私なんかでよければ……何のアドバイスもできないとおもうけど…座って話しましょ。』
夏子は無理に平然を装った。
『ありがとうございます』
智明は夏子の真正面のイスに腰掛け衝撃な悩みをうちかけた…。
『僕、結婚したいヒト（女性）がいるんです。』
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