嫉妬心から私はリナを無視したりした…。
私…。
リナに負けたの…。
悲しさと悔しさしかなくなっていた。
リナなんてバイト辞めちゃえばいいのに…。
何度も何度も思った。
リナとトモは仲良さそうに二人で帰ることが多くなっていった…。
いつもなら休憩室でトモと話するのに…。
その楽しみさえも奪われた……。
リナとトモがケンカをすると私は仲介してあげた…。
二人の心配をするフリをして何か別れる原因はないかと探った…。
リナの悪い噂を流してみたりした…。
だんだんリナが働きにくくなっていくのをリナに優しい言葉を掛けながら見守っていく…。
冬になった頃にはリナはバイト先では元気がなくなった。
あとはいつ辞めるかを待つのみとなった。
…トモも何かを少しは感づいていたのかもしれない。だけど私は優しい大村さんを演じ続けた。
まさか…。
これからトモにさえ会うことが出来なくなるなんて…
この時の私は思っても見なかった…。
後悔してもしきれない…。
ただトモのことが好きだっただけなのに…。
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