檸檬哀歌?

なお  2008-10-18投稿
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沙笑以外でまして男の人で私が一番信頼している人。
それが小野優。
私がまだ1年の時、サークルに勧誘してくれたのは優先輩だった。
カッコよくて優しくて…
いつもどんな時も先輩は私を元気にしてくれる。
そんな先輩も卒業してしまってもう社会人になった。
だけど未だに連絡くれて会ってくれる。

「久しぶりでもないですね」
「だな」
私達は笑い合う。
「最近どうよ?」
「別に…ただ…」
「ただ?」
一瞬ハニカミ王子の顔が浮かんだ。けど私は
「面白くないだけ」
それは嘘ではないから。
「そっか…あっこないだ準みたよ」
「…先輩わざわざ元彼の話しないで下さいよ」
先輩は笑ってごまかすから私はわざとスネた。
「ゴメンなぁ」
気にしてくれる人がいるのは嬉しい。
準はそういう表現が下手で嘘もつけない不器用だったから私は…
「お〜い」
「ゴメンなさい」
つい考えこんでしまった。

「玲に…大事な話があるんだ」
「なんですか?」
先輩は何かいいたそうだったが首を横に振り
「またにするよ」
と微笑んだ。
本当はどこかで先輩の気持ちに気付いていた。
だけど今のつかず離れずの関係の方が傷つかないと思ったんだ。
失うものが大きいと思ったから。



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