君に言っていない事がある
言えば始まりが来ない様な気がした
いつかは明らかになる事だとしても狡い思いが邪魔をする
最近は時間を気にせず君と電話をする機会が増えた
その事に少しずつ君が不信感を抱いていた
『何で最近こんな時間に電話出来るんですか?』
一度だけ君に聞かれた
『気にする事じゃないよ、ただ話したいだけ』だと答えた
それからは何も聞かなかった
気にしていないんだと思った
深い愛に罪を忘れた
この機会を利用して君と会う約束をした
何があっても会おうと決意した
やっと来る再会
どうか会える日まで好きでいて
寂しい分
苦しんだ分
会えた時きっとこの上ない程の喜びや幸せを感じるはず
そしてその時からもっと僕を好きになって
もう離れられない事は分かっている
だからこのまま嘘をつき続けようと思った
避けられない想い
この際関係ない
ただ君に触れたい
理不尽でもいい
手遅れだと分かっている
君が好きでたまらない
それで十分じゃないか