もう、あなたはいない
私は何度自殺をしようとしただろう
付き合ってたとき
あなたは優しすぎたんだよ・・・
あの時私を庇うことなんてしなければ・・・
今日は彼の三回忌だ
行きたくなかったけど
来た。
お経なんか聞こえない
彼の写真しか目に入らない。
回りがとても白く見えた。
墓に行ったら突然目から涙が溢れ出た。
拝むこともできない。
けど、なぜか彼の声が聞こえた。
「お前がそんなんじゃ俺が変わりに死んだ意味ないし元気だせよ俺はいつでもここにいるから、またこいよ。」
少し顔が上がった。
やっぱりがんばろう。
この日をキッカケに彼女は変わった。
「そうだよ。彼の分も生きようまた笑顔で会うために。」