落ち込んでいるあたしの携帯が鳴った。
やっぱ龍さんからだ…
「もしもし…」
「やっと繋がった〜
大丈夫だった?
昨日ごめんね。俺が無理にシャンパン飲ませたばっかりに…」
「そんな龍さんのせいなんかじゃないですよ。あたしこそ…あの…変なお願いしたりして、すいませんでした…」
「お願い?もしかしてギュっとしてってやつ?」
「はい…それです…」
「何で?可愛かったよ?だから気にしない、気にしない♪」
まじ?可愛かった?
うそ?うれし過ぎる〜
「でも、やっぱごめんなさい」
「いいってば〜
あ、ごめん。忙しい時間帯に電話して。
今、準備中だよね?」
「今日は休みなんで大丈夫ですよ」
「そっか。休みなんだ。じゃあ、今夜ヒマだったらおいでよ」
「はい。行きます♪」
「じゃあ、今夜待ってるね」