その夜携帯に一件メールが届いていた。
それは何故か私のアドレスを知るはずのない尋からだった。
【FROM xxx-hiro@******
Subject 登録!
李菰にアドレス聞いた!
登録よろしく♪
尋 】
一見普通のメール…なのに私にはたまらなく嬉しかった。それから毎日のように尋とメールをした。
メールをするたびに尋のことを知っていくのが嬉しかった。
でもあの日以来、私は何か気まづくて学校で会っても話さなかった。
そんなある日、いつものように私は尋とメールをしていた。
でもその日のメールはいつもと違った。
【俺、美由が好きなんだけど…どうしたら話せると思う?】
それは尋が初めて打ち明けた本音。
私は急に胸が苦しくなった
その時、私は気付いたいつのまにか私は尋の事を好きになっていた。