初めての恋…11

ひろ  2006-06-13投稿
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今からー!!

「ど、どうしたのぉ?」

告白すると決めた私。なのに急過ぎて弱気になってしまう…

「話とかなきゃいけない事あるから…」

あぁ、報告か…
「愛さんとの事…?」

「……うん」


私は待ち合わせ場所を決めて、電話をきった…


着替えよう…
何て言われるんだろう、付き合う事になったんだ、かな?

ビールを飲んだ後だからか割と冷静だ…
私は頬をパンパンと叩き家を出た。


佐藤はもう着いていた…
その横顔をずっと見ていたい気がする。
こうやって会えるのも最後…?

「あ、白井」
佐藤が気付いた。

私は今着たかのように言う
「おまたせぇ」

佐藤が寄ってくる、と顔がめっちゃ近いんですけど…

「白井、酒くさい〜」

「あぁ、ちょっと。お風呂上がりに一杯。」なんだ、びっくりした。


「あ、ずりぃ。
俺、ずっと仕事だったのに…」

「えへへ〜、今日、私休みだったし…」

なんかいいなぁ。こういうの。


なかなか言おうとしない…白井。
私が切り出した。
「愛さんの事…
付き合う事になったんでしょ?
おめでとう」


佐藤が頷いて…
「なんでわかったの?今日、店に来た時。」顔が赤い…

「見てたもの。愛さんとのやりとり違うってわかった。
佐藤はわかりやすいね(笑)」

「そうかぁ?愛さんも分かってたみたいだったけど、好きですって言ったらアリガトウって…
私も好きって…」

また顔を赤らめている。


あぁ、なんかイライラする。


「何よ、でも電話の時も思ったけど、すごく幸せ〜みたいな雰囲気だしてないね…」

精一杯の嫌味…
でも、実際ひかかってた。

「あ、うん。
以外だったから…
振られるものだと…」

「なんで?実際は両思いだったんでしょ?」
そういえば全部振られる事、前提に話してたよなぁ。

「愛さん、彼氏いたはずだったから。」
少しせつなそうに言って、その後身代わりなのかも…と呟いた。

「えぇ?待って、でも別れてるのかも?いつごろの情報なの?」

「俺が最後に愛さんの彼氏見たのは、白井と一緒に帰った日…」

「て、最近じゃん!!ちょ、愛さんの連絡先とか…」

「あ、聞いてなかった。」
ガクッ!!
「あ、あのねぇ〜彼氏になったんでしょ?
そういう疑問は直接聞きなさいよ。」

「なんで、白井はそんなに?」
鈍いヤツ!!
「ほっとけないよ…」
「……」
少しの沈黙の後
佐藤にキスをした。



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