「でもあんたも残念ね」
「へ?なにがだ」
「だってあんた、稜子先生の事好きだったんでしょ?」
――は?
「おいおい、何言ってんだよ。そりゃ確かにあの人の事を尊敬はしているけど別に恋愛感情なんて…。第一俺と先生じゃ年が離れ過ぎてるじゃないか」
「離れてるっていってもたった五つでしょ?あんまり変わらないと思うけどなー」
「そうか?けっこーデカイと思うが…」
ガラガラガラ
「グッドモーニング、諸君!」
扉が開くと同時に超ハイテンションな様子の先生が入ってきた。
「いやー、今日はホントに素晴らしい日だなー。どのくらい素晴らしいのかと聞かれれば、何て雲一つ無い青空なんだろうと思って空をよく見ればその青空は全て幸せを運ぶ青い鳥が空一面を覆う程の数で飛行していた為に見えていた映像だったので、ほう今日はこれだけの青い鳥が見れたのだから何か良い事が起こりそうな予感がするなっと思っていたらホントに良い事が起こったからやったー、生きるって素晴らしいぜ!みたいな感じだな!」
「…」
…この人は、もうダメかもしれない…。
てか、空一面の青い鳥って何ですか。
逆に不幸の前兆のような気がするんですが…。
続