夜になれば 1

ネズミスーパーチキン  2008-10-23投稿
閲覧数[213] 良い投票[0] 悪い投票[0]

僕の名前は「尾島達也」。33歳、会社勤めをしている。結婚はしていたが、妻は6年前に病気で他界。今は小学校に通う一人息子の「順」と共に暮らしている。



「順、小学校はどうだ?」

僕はいつものように、順と夕飯を食べていた。

「うん、友達いっぱいできたよ!」

順は学校であった事を色々と僕に話す。僕はそれを聞くことが毎日の日課になっている。

「そうだ、今日お手紙貰ってきたんだ。」

そう言うと順は僕に学校から配布されたプリントを出した。
「ほー家庭訪問ね…」
それは家庭訪問の通知であった。

「困ったなぁ〜父ちゃん平日は仕事だからなぁ…」

僕の妻は6年前他界している。順を出産する時に亡くなった。難産であったことに加え、元々妻は体が弱かった。あっけないものだった。

「父ちゃん、どうするのぉ?」

順は不安そうに僕を見る。

「心配すんな!ちゃんと父ちゃんから先生に話すから」

そう言って僕は順の頭を撫でた。




妻が亡くなった時、僕は順を何よりも大切にしようと誓った。順は妻の生まれ変わり!そんな気がしてならなかったからだ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ネズミスーパーチキン 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
オーガニックハーブで
女子力UP↑↑


▲ページトップ