ダルの20m先の爆弾が爆発した!
近くにいたダルは当然ながら爆風に当てられて10m程吹き飛ばされた
全体を軽く打撲して「ううっ」とうなされたが
「なっ……!?」
気をすぐに取り戻すとダルは今の状況を理解出来なかった
何故花壇が爆発した?
ヒントは木のはず
実際に爆弾は解除したはず
ダルの脳裏に様々な疑問が浮かぶ
「大丈夫か?」
動揺していて唖然としているダルにエドが走って来た
「何があった?」
もう一度聞くエドにようやく
「目の前にあった花壇が急に爆発したんだ」
と、ようやく気を落ち着かせて話すダル
ダルが話していると「キャァァァ」という悲鳴がメインホールから聞こえてきた
するとすぐに
「こっちだ!!」
警官の声が聞こえてきた。その声が聞こえて10秒もしないうちに警官が5人程やって来た
「あいつらだ!!一人は手に何か持っているぞ」
ダル達と変わらない程の新米警官が叫ぶと5人がかりで2人は取り押さえられてしまった
「犯人確保!」
「「はっ犯人!?」」
警官の1人が言う事に耳を疑っていると
「ダル君にエド君!」
なんとリスター警部が来たのだ
「なっなんでリスター警部が?」
ダル達がいきなりの展開に困っていると
「まさかこんな青年が犯人だとは……」
リスター警部の後ろから見覚えのある人物が来た
「あっあなたは大統領!」
エドが大統領が爆発現場にやってきた事に驚いていると
「なるほど、リスター警部が大統領の警護をしていたんですね」
ダルは冷静に考えて言うと
「そうだ」
リスター警部が答えると
「警部!こちらの容疑者から爆弾らしきものが!!起爆スイッチは入ってないもよう」
そう言って警官がダルから奪った爆弾をリスター警部に渡すと
「そうか………すまないが君達を署へ連行させて貰う!」
「「はぁぁぁぁ?」」
ダルとエドは再度耳を疑った