War without real feeling-本編-?

リゾート  2008-10-25投稿
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ルイスが戦争に旅立ってから二ヶ月後、シンディが店に訪れた。
「ルイスから手紙が来なくなったの…。」
シンディは不安げに眉をひそめてつぶやく。
今にも泣き出しそうな声で。
だが、フランクにはどうすることも出来ない。
「大丈夫だよ。ルイスのことだ、向こうでも元気でやってるよ。」
フランクにできることはただそうやって慰めることだけだった。

しかし、一週間後不幸の手紙がルイスの家族の元へ届く。
“あなたの息子様はノルマンディーで名誉の戦死をとげました。”
そうつづられていた。
シンディはその知らせを受けたとき、崩れ落ちた。
まるで、糸が切れた操り人形のように。
「フランク、ルイスが死んじゃった…。絶対帰るって言ったのに死んじゃった。」
暗く沈みきった瞳がその悲しみをものがっていた。
フランクは慰めの言葉も出てこなかった。
そばにいることしかできない自分がイヤになった。

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