まず、自分の降りる駅で降りたら、まだ電車内にいる男にホームから手を振ってみた。
その男ゎ突然知らない女から手を振られてビックリした様子だった。
そりゃー誰でもビックリする。
その日ゎ手を振り返してもらえずに電車ゎ行ってしまった…。
しかし、樹里ゎ目が合ったことと自分の存在を少しでも知ってもらったことで満足だった。
次の日も、同じパターンで手を振ってみたが、男ゎボケー…っとしててなか?気付いてもらえない…。
焦った樹里ゎ窓を叩いて手を振ってみた。
するとまた男ゎビックリして、今度ゎとっさに樹里に手を振り返してきた。
「ビックリしてとっさにしちゃったんだろぉーけど、一歩前進ぢゃん!!」
っと、樹里ゎ嬉しくて仕方なかった。
次の日ゎまた、帰りにシノブと一緒になったので、あの男の名前を教えてもらった。
名前ゎ…“けいた”…
「けいた君ねぇ〜…」
樹里ゎ早速その日、ホームに降りて窓を叩き 「けいた君バィ?!!」
っと言ってみた。
するとけいたもバィ?と言って手を振ってくれた。