みゆが彼氏を作らない理由…
いつかは絶対別れがやってくると思ってしまう。
三年間付き合っていた男にある日突然…
他に好きな人ができたから。
なんて理由であっけなくふられた。
相手の男は一体何を考えているのかよく分からなかった。今までの三年間はなんだったのか…
それから、みゆは寂しくなると出会い系サイトで相手を探した。
恋愛と違い、身体目的というのもあり、深入りしてこないし、みゆ自信も深入りしない。
しかし、そんな関係も長続きしない。後々になって、何に対してなのか妙な罪悪感、喪失感にかられる。そんな時出会ったのが今の彼氏だった。
彼はみゆの今までに動じる事なく、すべてを優しくつつみこむように愛してくれた。みゆは幸せいっぱいだった。
そんな時…
なおやからの電話。
電話だけなら…
みゆは電話をかけられずにはいられなかった。
久しぶりに聞こえる受話器の向こう側の懐かしい声。
相変わらず無口でそっけない…
無愛想な態度が懐かしい。
そして………
待ち合わせ場所はいつかの駅の駐輪所。
現在時刻午前2時。
終