後ろに走ってる車はユウキだった。
こんな事って、ある?
いや普通あり得へん。そんなん漫画かドラマやん!
『隣の車線行こうか?』
『いや、ちょっちょっとそれは待って!』
今日は、いや今は絶対会いたくない!
化粧もしてない、体重肥えてる、そんなん…無理!限界や!
ユウキは意外とあっさり引き下がった。
『また会えるようなったら会いに来るし。今日は走ってる車見えただけで十分やわ。』
『ごめんなさい、でもありがとう。』
本当にあっさりユウキは帰って行った。
バックミラーに写ったユウキは暗いながらも、かっこいい男の人だった。
ますます、ユウキを好きになっていく。