エキゾースト?

VEGO  2008-10-29投稿
閲覧数[708] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「―スケ! ―スケ! ケンスケ!! 起きなさい!! あんた、まだ学校行ってなかっ
たの!?」

・・・? ちょっとまて。
情報処理中―。
時計・・・午前9時…。
・・・・・・・・・!!!
「あぁ〜!! ヤッベェ! 遅刻したぁ!!」

「もー。何やってんのよ・・・。」

呆れ果てた母親を尻目に、超高速でシャワーを浴び、歯を磨き、髪をセットすると、まだ慣れていないローファーのかかとを踏み潰し、駅に向かって走り出した。             午前9時40分 学校に着いた。
この学校の登校時間は8時30分なので完全に遅刻だ。

走ってきたので息を切らせているが、そのまま入学式をやっているであろう体育館へ急いだ。

・・・ガチャ…

ゆっくりとドアを開ける。
「遅刻だぞ」
ドアの側にいたジャージの先生が言ってきた。
絶対担当教科は体育だ!!

「すいません。」(つーかこんだけ遅れりゃ言われなくても分かるわ!)

この間送られてきた手紙によると俺は4組だ。

確か理奈も4組だから理奈を探せば―いた。

皆の視線が気になるので小走りで4組のところへ向かう。

理奈「遅い!! 朝メールしてあげたでしょ!?」

健助「悪ぃ! 二度寝しちゃった。」

理奈「ばか(笑)」

理奈は入学式だからか、いつもはポニーテールの髪を下におろしていた。

髪をおろしても可愛いなとぼんやり思っていると、横から軽い肘鉄を喰らった。
健助「あァ!?」

?「YO! 可愛い彼女じゃねーか!」

笑いながらドレッドヘアの黒人が話かけてきた。

・・・デッケェ!! つーか彼女じゃねーよ?

恐らく立ったら2m以上ある。
生まれが日本なのか、日本語がかなり上手い。

ボブ「オレはボブ・ブローズ。よろしくな。」

手を差し伸べてきたので握手した。当然だが手もデカイ。

健助「よろしく。俺は上吾健助。」

ボブ「ちなみに特技はカポエラだ。」

健助「へぇ〜。格闘技やってるんだ。俺も格闘技やってんだ♪空手とムエタイ。」

ボブ「2個もやってるのか。大変だな。」

そんな話をしているといつの間にか入学式は終わっていた。

ボブ・ブローズ…高校1人目の友達だ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 VEGO 」さんの小説

もっと見る

学園物の新着小説

もっと見る

[PR]
〇beauty hand〇
海外セレブに人気


▲ページトップ