僕は...。(No.1)

r-K  2008-10-29投稿
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『僕は、君が好きです!!』

学校中に響く
騒いでいた生徒達は、みんな静まり固まっている

コレは、僕が昔やってしまった失敗だ。
マイクのスイッチを切り忘れてしまい
誰もいないとこでの告白のつもりが、この一言により放送室に野次馬が集まってしまったのである。

まぁ当然のごとく僕はフラれた

それからは、影が薄かった僕もこの学校では、有名人になった。
有名人というより笑われ者?
とにかく、
この出来事から高一になるまでの一年は色々気まずかった 。

なぜ僕がこんな思い出話をいきなりしちゃっているのは、
これから、
人生二度目の告白に行くとこだからだ。 今回は前のように失敗はしない。
なぜなら、生徒全員が帰った後で 場所も放送室ではなく定番の教室だからである そして、その手紙を好きな子のげた箱の扉に貼った。 もう...完璧!!


教室の前まで来た。
「緊張する..」
思いきって扉を開けようと手を掛ける

「この貼り紙誰からかしら」
教室から女子生徒の声がする。
あきらかに男っぽい声で好きな子の声じゃない

僕は、そっと覗く
「アッ、アイツは」

教室の中にいたのは、最も嫌いな女らしくない女子だった 。



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